Osaka Metro(大阪メトロ)

2022.10. 6現在
元「大阪市交通局」


第三軌条各線

30系

 抵抗制御車。ふたむかし前の大阪市交通局の主役。晩年は谷町線運用。

ステンレス車
3460 天神橋筋六丁目→都島
アルミ車
3045 都島→天神橋筋六丁目

 モーター音は静か。コイルバネ台車のためか車体はガタガタうるさい。晩年は車内も色あせていて、完全にボロ車であった。


10系チョッパ

 電機子チョッパ車。全数リニューアルor廃車済み。元は20系として製造され、谷町線で急行運転をするつもりだったらしい。
 電機子チョッパのままリニューアル車(ACCC)は1105F~1116Fが該当。2020年に全数引退。

原型
1404 長居→西田辺
1422 北花田→新金岡
リニューアル車
1015 新金岡→北花田
1011 長居→あびこ

 合成周波数400Hz。このチョッパは55km/h程度以下しか動作せず、加速時は弱め界磁段では聞こえなくなる。減速時も多少速度が下がらないと聞こえない。
 本系列より空気バネ台車になったのだが、車体は相変わらずガタガタうるさい。たてつけが悪いのか。


10A系IGBT

 10系のリニューアルのうち、1117F~1126Fの最終10編成が該当。2022年に全数引退。

1925 本町→心斎橋
1917 新金岡→北花田
1020 昭和町→西田辺

 大阪市交通局の標準的な歯車比である6.19。現有車両では20系・新20系のみ例外(大きすぎる例外だが…)。
 インバーター音は20系更新車のものをランダム変調させたような感じ。


20系GTOIGBT

 日本で最初に完成した高速鉄道用のVVVF車両。営業運転は近鉄に先を越された。
 2022年現在、全てリニューアルが済んでいて、30000A系(と、その後は400系)と世代交代で廃車進行中。

東芝GTO
2231 守口→太子橋今市(谷町線)
日立GTO
2303 吉田→新石切(近鉄東大阪線)
三菱GTO
2136 天神橋筋六丁目→都島(谷町線)
リニューアル車IGBT
2335 九条→阿波座
2334 学研奈良登美ヶ丘→学研北生駒

 まさに草創期の音であり、メーカーごとに音が異なるものとなっている。2022年現在、同機の車両は廃車もしくは素子の寿命が来て更新工事をしているものがほとんどで、さすがにこんな音を出すのは近鉄ぐらいにしか残っていない。
 リニューアル車は全て日立原設計のインバーターに統一されていて、新20系も同じインバーターで更新している。今後の新20系リニューアルを考慮すると、20年以上同じインバーターで更新するというのはある意味凄い。
 なお車体のきしみは、特に発車時に10系より酷くなっている。リニューアルしても全然変わってない。


新20系GTOIGBT

 第三軌条の地下鉄全線で走る、Osaka Metroの顔。

御堂筋線原型GTO
21009 昭和町→西田辺
21010 西田辺→長居
21315 昭和町→西田辺
21117 長居→あびこ
谷町線原型GTO
22213 太子橋今市→千林大宮(微音ズレ)
22217 天神橋筋六丁目→都島(微異音)
22255 四天王寺夕陽ケ丘→谷町九丁目
22358 文の里→田辺
四つ橋線原型GTO
23204 なんば→四ツ橋
23308 大国町→花園町
23311 本町→肥後橋
23219 肥後橋→本町(音ズレ)
中央線原型GTO
24207 弁天町→九条
24109 吉田→新石切
24303 生駒→白庭台
24304 学研奈良登美ヶ丘→学研北生駒
千日前線原型GTO
25301 北巽→小路(音ズレ)
御堂筋線リニューアル車IGBT
21403 本町→心斎橋
21312 昭和町→西田辺
四つ橋線リニューアル車IGBT
23302 本町→四ツ橋
23104 岸里→玉出
千日前線リニューアル車IGBT
25307 小路→北巽

 従来の20系と異なり、インバーター装置のメーカーによる差異は基本的に無く、日立の中期GTOの典型。一時期「ザ・大阪市営地下鉄」といえる音であった。ただモーターの製造メーカーによる癖が多少あったり、1C4M接続のため隣のM車と音ズレを起こしたり、両数が多いだけに妙な音をたてる車両も多い。
 リニューアル後は従来20系と同様のインバーター装置だが、車体のきしみがこちらのほうが少ない。このリニューアルではブレーキ装置も新型に交換している。


30000系・30000A系IGBT

 各線の老朽化した車両の置き換えのために製造されている系列。谷町線は30系を置き換え、御堂筋線は10系・10A系を置き換えた。
 中央線も20系・新20系を30000A系で置き換えているが、2025年の万博後に400系に統一し、谷町線への転出が初めから決まっている。

御堂筋線初期車
31101 西田辺→長居
31301 西田辺→昭和町
御堂筋線量産車
31404 北花田→新金岡
31404その2 西田辺→長居
31410 本町→心斎橋
31414 本町→心斎橋
谷町線
32101 大日→守口
32313 文の里→田辺
中央線(30000A系)
32355 学研奈良登美ヶ丘→学研北生駒

 谷町線の30000系(31601F~31613F)と御堂筋線の初期3編成(31601F~31603F)は三菱製インバーター。
 御堂筋線の第4編成以降(31604F~31622F)と中央線の30000A系は日立製インバーター。けいはんな線で90km/h以上出しても余裕がある。400系も同じものを使うかもしれない。


堺筋線

60系

 抵抗制御車。カメラとビデオはX'CIT by JoshinのCMにも登場した堺筋線開通時からあった系列だが、66系に全て置き換えられた。

6201 南茨木→正雀

 阪急側の堺筋線直通用3300系と比べても格段に静かである。


66系GTOIGBT

 堺筋線版の新20系に相当。製造期間が大きく2つに分かれていて、後期車の全数運用開始で60系が引退した。
 阪急線は通常、千里線は全て、京都本線は高槻市までの乗り入れだが、臨時で嵐山までの乗り入れ実績がある。

前期66系原型・ATS更新後
66104 正雀→南茨木(ATS更新前)
66003 正雀→南茨木(ブザー)
66108 正雀→南茨木(チャイム)
66309 恵美須町→日本橋(ブザー)
後期66系東芝(前期リニューアル後含む)
66113 日本橋→恵美須町
66016 正雀→南茨木
後期66系三菱(前期リニューアル後含む)
66015 正雀→南茨木(ATS更新前)
66015その2 正雀→南茨木
66015その3 正雀→南茨木
前期66系リニューアル後日立
66005 高槻市→富田

 原型の初期車(66601F~66612F)は仕様がほぼ統一されていて、日立設計のGTO、実際には東芝・三菱・日立の3社で製造している。ただし新20系とは変調パターンはかなり違っている。
 後期車(66613F~66617F)はIGBTになり、各社バラバラの音になった。この時点では東芝と三菱しかなかったのだが、リニューアル車についても元々のGTOのメーカーと同じメーカーのインバーターを採用(後期車と仕様が同じ)した上に後期車と同じバラバラの音になった。日立は後期車に存在しなかったので新しい音となっている。


リニアモーターカー

70系GTOIGBT

 日本初のリニアモーター地下鉄車両。収容力は小さいので割と混んでいる。

原型GTO
7061 蒲生四丁目→今福鶴見
7266 森ノ宮→大阪ビジネスパーク(到着時に神曲)
7073 心斎橋→長堀橋
7075 心斎橋→長堀橋(発車時に神曲)
7074 門真市→鶴見緑地
リニューアル後IGBT
7055 大阪ビジネスパーク→森ノ宮
7052 心斎橋→長堀橋

 京橋~鶴見緑地開業時は異なる音だったのだが、記録がほとんど残っていないようで探すのは困難を極める。
 心斎橋開通後に音が過渡期(相鉄8000系などと同じ)のものになった。トンネルがシールド工法の区間が大半で、純粋なモーター音が聞こえにくいが、クリスタ長堀(地下街)の直下だけ開削工法で空間に余裕があるため、勾配に頼らず最高速まで加速するモーター音がはっきりと音が聴き取れる。
 リニューアル後は80系と同じ音になった。ただしドアチャイム未取付、ブレーキ未改良という違いは残っている。リニューアルの過程で、冷房の効きを改善するために送風機が荷棚のあったところに鎮座するようになった(千鳥配置)。JR西日本の効かない室内クーラーのようである。


80系IGBT

 今里筋線向けに製造された小断面リニアモーターカー。
 開業当初は昼間7.5分に1本運転していたが、利用率が悪すぎて10分に1本に減便された。余った1編成が休車になったが、比較的混雑の激しい長堀鶴見緑地線の増発用に転属した。

今里筋線
8101 太子橋今市→清水
8204 今里→緑橋
長堀鶴見緑地線
8431 大阪ビジネスパーク→森ノ宮

 リニアモーターカーはIGBTになると割と素っ気なくなるが、同期部分はGTO時代と変わらない。減速時は非同期領域がかなり長い。
 量産先行車の8101Fのみ電気式ドアエンジンを採用している。これもリニアモーターなのか、割とうるさい。


ニュートラム(新交通システム)

100A系

 ニュートラム開業当初から在籍していた系列が100系で、普通鋼で作ったため塩害で早期廃車された。増発分と、100系の廃車補充で製造されたのがステンレス製の100A系。200系に世代交代して全廃。

100-34 平林→南港口

 大体直流モーターの新交通システムという感じの音。


200系IGBT

 2016年から営業を開始した新系列で、基本は編成ごとに7色のレインボーカラーを採用しているが、途中から法則崩壊しイラスト、動物柄などなんでもありでバラエティが非常に多い。
 前面が顔に見えるように設計されている。

200-01 ポートタウン東→ポートタウン西
202-02 平林→南港口
202-10 南港口→平林
202-12 平林→南港口
202-16 平林→南港口

 東洋電機の普通の2レベルIGBTインバーター。
 なおこの路線は府咲洲庁舎を抱え通勤客も多く、沿線でイベントがあると乗客が爆裂に増えるため事前予告の上で増発する。いつどこでイベントがあるか把握しておかないと地獄絵図になる。基本は平日朝ラッシュ後か、日曜朝を推奨。


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