2022. 5. 8現在
地下鉄烏丸線開業時から製造されている唯一の系列だが、日本最後の新製電機子チョッパ制御車両としても知られている。
チョッパ装置の仕様は廃車となった近鉄3000系とほぼ同じようだが、モーターの製造元やギア比が全然違うのでチョッパ音以外は別物と考えていい。
初期車9編成は10A系に改造されずそのまま廃車予定で、電機子チョッパ制御車両は近いうちに全滅しようとしているが、執筆時点でまだある程度まとまった両数が残っている比較的珍しい事例である。予定ではこれが日本の高速鉄道最後の電機子チョッパ車となる見込み(路面電車は広島電鉄800形が多く残っている)。
形式は10A系に変更されている。1110F~1120Fが改造された。
全閉式モーターに変更されている上にインバーター音(三菱ハイブリッドSiC)も極めて静かで、放送が重なるとほとんど聞こえない。が、その分だけ惰行時のWNの音が目立つことになったが…
なお換気扇は常時作動している。コロナの影響で常時最大換気をしていると車内に書いてあるが、特にうるさくなった様子は無い。
烏丸線内では自動でドアブザーが鳴るが、近鉄線内では使用されない。阪神車のブザーは使うのにこちらは使わない理由は不明だが…
2022年3月営業開始の烏丸線用新型。
10A系と同じインバーターとモーターなので極めて静かで、ブレーキ緩解音は50系の方に近い。10系と違い先頭車がT車。
10系と同様、ドアチャイム非搭載。烏丸線内では自動でドアブザーが鳴るが、近鉄線内では10系同様使用されない。
地下鉄東西線の開業時から走っている唯一の系列。全駅フルスクリーンのホームドアに加えて地上区間一切無しという、日本一写真が撮りにくい系列として知られている。まともに撮影できるのは醍醐車庫公開時ぐらいとされている。
音程も含め阪神5500系に類似するインバーター音だが、とにかくモーターが甲高い音を立てる。
残念なぐらいに素っ気なくなったが、モーターは流用しておりそれ自体がうるさいので大して静かになっていない。