2022.3.14現在
223系はJR西日本が所有する近郊形車両。
阪和線・関西空港線・きのくに線向け。元々は関空快速用に登場したもので、2×1配列のクロスシートが最大の特徴。
その後増備車である2500番台が登場すると、紀州路快速(うちのATOKは変換してくれない)にも使われるようになった。
純然たる東芝GTOサウンド。特急含め、これと同類の音しか存在しないような気がする。
しかし0番台を含む編成を優先して2500番台共々リニューアルが進められており、元が0番台のクモハ・モハは全て225系と同様の東芝2レベルIGBTインバーターに置き換えが進められている。
阪和線は割と混むので収録が困難だが、紀州路快速側で深夜の8両天王寺方面行の先頭車両(8号車)は和歌山出発の時点でガラガラなら最後までガラガラなのでどうにかなる。大阪まで直通しないものは成功率が上がるが、4両編成単独も多いので注意。深夜は乗ってくる率は低いものの乗ってきたらうるさいことが多く、運任せの要素が強いが。それよりも0番台自体が割とレア。激レアではないが…
琵琶湖線~JR京都線~JR神戸線(東海道本線~山陽本線)および湖西線の新快速・快速用。1999年から130km/h運転を開始。
うち4両編成の2本はAシート(指定席)が設けられている。時刻表では指定席840円と書かれていて超ぼったくりに感じるが、e5489を使えば450円~600円になる仕組み。以前は乗車整理券制だったが、2022年ダイヤ改正で全て指定席に変更された。
1995年の登場時点から3種類の音が存在し、1997年に2次車で更に2種類の音が追加された。この時点で8両編成9本、4両編成5本。JR西日本の流儀で、制御装置のメーカーごとに番台を分けるなどということは一切ないが、まだこの程度なら記憶に頼ることも無理ではなかった。先頭車を覚えるのが限界だったが。
登場当初は運用が固定で、1997年~1999年までは12両の快速もあったので、何日か狙えば全ての音が収録できる状態ではあった。同系2000番台、および225系と共通運用となった現在、運用情報無しに特定車両を狙うのは至難の業である。
三菱のみ1・2次車同じ音で、東芝・日立は違う音になっている。特にそれぞれの1次車のものはIGBTの本当に初期といえる音なので貴重。特に日立2次車はW9編成の2号車しかなく絶滅危惧種(幸いにも大阪から東では収録難易度の低い位置ではあるが)。
リニューアル後は2000番台2次車以降相当の日立3レベルインバーターに車両制御装置が更新されたものもある。相当長い期間3レベルインバーターを使っていることになるが、2000番台(原型)と異なり停止直前まで回生ブレーキが利くようにはなっている。ただし機械的な方のブレーキ鳴き(と、日立だけ妙にうるさいSIVモードの制御装置)で大抵聞こえない。
ややこしいことに、リニューアルの際に車両制御装置が更新されていない編成もある(書いた時点ではW5の東芝2次車)。
当初は琵琶湖線~JR京都線~JR神戸線(東海道本線~山陽本線)および湖西線の新快速・快速用。元々はこれらの線で130km/h走行をするために大量に製造したもの。1次車はコストダウンのためモーターの取り付けも限界まで減らしたので、1両に3台しかモーターをつけていない車両があり、クモハ/モハ3000番台を名乗る。1次車だけにみられるモハ222形はCPと車両制御装置のSIV切換機能省略。
亜種として、221系性能と称して最高速度を120km/hに下げ、221系との日常的な併結に対応した6000番台(現番号+4000)がある。こちらは書いた時点では福知山線、山陰本線を走っている。以前は本線系統でも走っていたが、223系以降への運用統一の過程で消滅した。
うち4両編成の2本はAシート(指定席)が設けられている。時刻表では指定席840円と書かれていて超ぼったくりに感じるが、e5489を使えば450円~600円になる仕組み。以前は乗車整理券制だったが、2022年ダイヤ改正で全て指定席に変更された。
2500番台はこれの阪和線仕様(一部はなんと山陰本線運用に転属)、5500番台はこれの7次車相当のワンマン対応車両。ここまでコンプリートする気はなかったらしい
JR西日本の流儀で、制御装置のメーカーごとに番台を分けるなどということは一切ないので、車番を見ただけではどのメーカーか全然わからない。編成数も多すぎるので常人の頭脳であれば編成表必須。こことか。現代はスマホさえあれば紙媒体を携帯せずとも一発でわかる時代になった。べんりな よのなかに なったものよのう。
三菱は1000番台とは似てるようで全く異なる音になった。2次車から回生ブレーキ領域の拡大が行われたが、1次車は後からの改造はされず放置されている。
東芝は登場時は1000番台2次車と同じだったが、2次車登場のあたりで東海の313系のようなランダム変調改造がなされた。
日立は1000番台2次車に類似する音で、一貫してこの音のまま製造終了を迎えたが、2021年頃から回生ブレーキ領域の拡大改造が順次なされている。書いた時点では全ての車両で改造されてはいない模様。多くの車両でブレーキ鳴きがひどすぎて聞こえにくいが…
全てのメーカーで5次車以降はモーターが静かなものになっている。オリジナルはWMT102B、静かなものはWMT102C相当の音だが公式情報ではない。225系ほどではないが、高速で走っても結構静かになっている。
快速マリンライナー用の2両編成。実際には早朝深夜の一部を除き、JR四国の5000系と併結して運用される。時期的には2000番台2次車に相当する。
全て三菱インバーター。この5000番台だけ駆動装置がWN駆動ではなくTDカルダン駆動とされていたが、どう聞いてもWNのゴロゴロが聞こえてくるのでWN駆動である。
この区間はスラブ軌道の騒音が大きすぎるのが欠点。