JR四国

2018.5.14現在


電車

7000系GTO

 国鉄123系の流れを汲んだのかどうかは不明だが、輸送量の少ない四国のローカル輸送でも十分な長さを持つ両運転台形の単行電車。それにくっつける片運転台の付随車が7100形。
 何がきついかって、高松から松山まで走る列車もあるのにトイレが無いこと。あっても和式だと辛いことには変わりないけど…

7021 伊予寒川→赤星(ワンマン)
7002 箕浦→豊浜
7015 壬生川→伊予三芳(隣もM車)
7021その2 壬生川→伊予三芳(伝説の高加速モード?)

 日立GTOの中期型。大阪の人には地下鉄の音といえばわかりやすい。東京の人には東急9000系の音といえばわかりやすい。Wikipediaには加速度1.8km/h/sと書かれているが、1M2Tという現在は通常組まれない編成の数値で、実際には1M編成で通常2.5〜2.8km/h/sほど出る。もっとも松山側を中心に1ノッチ起動をすることが多いが。
 実はリミッターが110km/hで動作しない。そのため、回復運転時に110km/hを超えて走行してしまうこともある…
 余談:7000系M車4両で走る515Mは少なくとも伊予西条→今治では平日でもガラガラ(おそらく伊予北条〜松山でガチ通学ラッシュ突入)

富士電機IGBT試験車IGBT
7016 壬生川→伊予三芳

 7016のみ富士電機のIGBT-VVVF試験車…だった。2017年末頃に日立GTOに戻された。同時期に登場したと思われる山陽5030系と同様の音ではあるが、こちらのほうが格段に静か。
 この時は2両運転で、途中ワンマンで乗れない区間をはさんで松山行。

日立IGBT更新車IGBT
7010 多喜浜→新居浜(ワンマン)

 VVVF装置の導入がJRの中でも初期の部類に入るため、今までは更新と銘打っておそらく重要部の補修を行ってしのいできたが、2018年より最新の装置へと交換するホンモノ?の更新工事が始まった。
 これが他車に波及するかどうかは謎で、ハイブリッドSiCかIGBTかの詳細も不明。なのだが、更新前と比べても大阪の地下鉄でも同様の音が聞けるいう点が共通している。


8000系GTO

 予讃線特急「しおかぜ」「いしづち」用に製造された電車。当然電化区間でしか走れないので、現状それ以外の用途が無い。
 振り子車両。
 2004年頃からリニューアルを行っているが、自由席の内部は資金不足で手を付けられず原型をとどめている。ただ、リニューアルした後の座席(指定席)はズルズル滑って乗り心地はよくなかった…

試作車
8201 川之江→伊予三島

 試作車は東洋電機GTO(1C8M)で発電ブレーキ。そもそもJRでこの音が珍しく、他にはE127系のみ。
 この編成は1C8Mユニットのため2両編成で走れず、常に3両編成で走るため、3両編成の中間車を抜いていた減車時代は3両のいしづちを狙えば当たった時代もあったが、2018年ダイヤ改正後に廃車されてしまった

量産車
8205 伊予三島→川之江
8202 多度津→丸亀

 量産車は東芝GTO(個別制御)で発電ブレーキ。ただし実際には東洋電機のインバータも混じっている(音は東芝GTOと同じ)。


6000系GTO

 111系の置き換えのため、1995年に2編成6両が製造された形式。見た目211系、中身311系、ドアチャイム209系…と、既に実績のある要素で手堅くまとめた構成。残念ながらそこまでコストを抑えても資金が尽きて増備できず(あと3編成あればよかったのだが)、仕方なくJR東日本から廃車する113系を買い取って延命措置を施したという…
 2000年に「6000系3兄弟」という謎のキャンペーンを行い、終着駅の案内放送でラジカセ経由で「だんご3兄弟」を流すというシュールなことをやっていたのは黒歴史か。
 一応和式トイレが設置されている。この時代は列車トイレといえば和式だった…もはや座るのしんどくて緊急時以外使えんorz

6001 端岡→坂出(快速サンポート)
6001その2 豊浜→箕浦
6001その3 伊予寒川→赤星
6002 海岸寺→詫間
6002その2 端岡→坂出(快速サンポート)
6002その3 宇多津→児島

 8000系と同じ東芝GTOで、こちらは回生ブレーキを備える。
 1M2Tで「力持ちの6000形」だけが動力車でどうしても負担が掛かるため、初期加速が不安定。その状態が標準で、かつては7100形増結で1M3Tという運用すら定期であったためか、一応7000系よりは性能は多少上に設定されている。


JR四国の113系

 金欠のJR四国が111系を廃車にするために渋々JR東日本から買ってきた系列。もっと近いはずの海の向こうのJR西日本は113系を魔改造してまで使ってた時期なので、廃車にできるものがなかったとか…
 この四国の113系もJR西日本の113系ばり、いやそれ以上の魔改造を受けている。見た目の最大の特徴はカラフルな色と前面行先表示器か。

モハ113-3 みの→詫間

 と言いましても音的に珍しいのは静かになったドアエンジンとドアチャイムぐらいで…
 2018年1月現在、かなりボロボロらしく1編成は使い物にならないらしい。徐々に定期運用が減り、7200系などでの代走も多く見られるなど、もはや力尽きた感がある。せめて座席だけでも再利用してほしいのだが


5000系IGBT

 マリンライナー専用車両。トンネルが邪魔でパンタグラフが通り抜けられず、愛媛県に渡ることができない。
 普通車はどう見てもJR西日本の223系。2階建て(グリーン+指定席)はJR東日本のE217系サロに運転台を付けたもの。やっぱり既存のものを使って手堅くまとめてある。というよりほぼ常時JR西日本の223系と併結するので、その仕様に従っただけなのですが。

5001 児島→茶屋町(快速マリンライナー)

 音は東芝3レベルIGBTで…実はJR西日本の標準であるWN駆動ではなく、TDカルダン駆動なので、似てるようでちょっとだけ違うのだが、決定的に違うとも言い切れない微妙な違い。とはいえ、この区間だとスラブ軌道の騒音がひどすぎて何がなんだかわからないのも事実。


8600系IGBT

 「しおかぜ」「いしづち」を全て電車化するために投入された系列。配色がうどん県のオリーブと、愛媛県のみかん…というなかなか安直なもので、見た目がSLをイメージしたレトロフューチャーなもの。
 8000系とは異なり、車体傾斜装置でカーブに対応している。

量産先行車登場時
8602 川之江→伊予三島
8602その2 川之江→伊予三島
インバーター改修後および量産車
8603 高瀬→詫間

 登場時は騒音がけたたましく、これはさすがにまずいと判断したのか改修を施してずいぶん静かにはなった。阪急は改修してから運用したというのに…ただ、改修後でも結構甲高い音がする。
 ところが静かになったらなったで、今度は車体がミシミシ言うのがわかるようになってしまったという。


7200系IGBT

 金欠であるはずのJR四国が珍しく資金を投入して、121系を大改造した系列。台車は川重efWINGに、車内は7000系同様の片側ロングシート片側ボックスシートに、抵抗制御は8600系同様のIGBT-VVVFと全閉型モーターに、と徹底的なもので、その勢いたるや年間6〜7編成ほどというから凄い。わずか3年ほどで121系消滅の予定。JR四国の本気を見たような気がする。残念ながらトイレは付きませんでしたが!

7214 本山→観音寺
7203 伊予寒川→伊予三島

 8600系のギア比が121系と同様の6.07になったようなもの。更新をもって110km/h運転にも対応するようになり、7000系M+T編成と同様の運用ができるようになった(7000系は電車区内での7100形増結解放があるので、運用は分けられている)。それどころか普段から7200系と7000形または7100形、果ては7000系M+Tを併結した最大4両の併結運用が存在する。
 元々のポンコツ台車から最新の台車へと更新されている上に連結器にも手を加えられている可能性があり、乗り心地の激しく悪かった廃車発生品・流用品の塊である121系と比べると極めて改善されている。これならあと50年使うかもしれない…
 ドアチャイムは121系ワンマン車および1500形準拠。


気動車

1000形

 JR四国の「普通の」気動車。とはいっても従来のキハ40とかキハ54とかと比べると性能は格段に上で、平坦なら割とすんなり100km/hぐらい出してしまう。出せないところのほうが多いが。
 主に徳島・高知地区に投入され活躍しているが、徳島地区の多くは1500形と併結するために1200形に改造している。性能はそのまま。
 徳島のはほぼトイレ付きだが、高知のはトイレ無しのまま放置されている車両が多い。ただ、このトイレは後付けなのが幸いして洋式である。実のところトイレ無しがデフォルトの予讃線より恵まれているような気がする。

1021 善通寺→琴平
1244 三本松→讃岐白鳥

 高速走行の収録はなかなか難しい。意外と土讃線がやりやすいかも。


2000系

 JR四国が誇る振り子気動車。「気動車で振り子は無理だぜイェーイ」という常識を、エンジン2台配置で覆した。
 四国以外でも振り子気動車が活躍している所は多く、スーパーはくと、スーパー北斗などが2000形の技術を利用して高速化を果たした代表的な列車。しかし近年は振り子列車自体がコストのかさむものとなってきており、空気バネ利用の車体傾斜装置が積極的に使われてきている。もっともJR四国は土讃線のカーブが多すぎて、車体傾斜の気動車は試作車だけで頓挫した(2600系)わけですが

TSE(試作車)
2101 伊予市→内子(特急宇和海)
2000系量産車
2108 多度津→丸亀(特急南風)
2109 善通寺→琴平(特急しまんと)
2213 丸亀→多度津(特急しまんと)

 TSEと量産車では特に違いはなさそう。

N2000系
2458 栗林→屋島(特急うずしお) ←N2000系の先行試作車
2429 栗林→屋島(特急うずしお)
2522 伊予三島→川之江(特急モーニングEXP高松)
2522その2 屋島→栗林(特急うずしお)

 N2000系は2000系の130km/h対応版で、実際に高徳線で130km/h運転を行って……いるのだろうか?120km/hは超えているようだが、そもそもそんなタイトなダイヤでもないし(130km/h専用ダイヤは存在するらしいが、パッと見ではわからない)
 なお、純粋にN2000系だけで組成された編成の収録は「2522その2」だけなので悪しからず。その他はどこかしらに従来型の2000系が1両以上混じってます。


1500形

 JR四国のセンスが斜め上を行っている気動車。車両番号のフォントがSerpentine(のイタリック)なのはここぐらいしかないかと。なのに字幕にローマ字表記が無い。20世紀登場の7000系・6000系にもローマ字表記があったというのに。
 1000形よりグレードアップし、車内はなんと転換クロスシートに(1566以降はJR四国お得意の転換クロスとロングシートの千鳥配置)。
 現在は徳島地区「だけ」に集中投入されている。

1512 志度→讃岐牟礼
1553 池谷→勝瑞(ワンマン)
サンライズ琴平延長に伴う気動車代走特集(運用は高徳線306D→1219M(9219D)→1224M(9224D)、高徳線310D→1221M(9221D)→1226M(9226D)
1509 善通寺→琴平
1563 善通寺→琴平
1567 善通寺→琴平 ←併結相手も1500形

 変速1段直結4段という段数の多さも手伝って、1000形よりも迫力のある走行音が聞けるのが特徴。1000形よりも若干性能は良い模様で、併結すると加速にやや時間がかかる。
 この系列、起動時の勢いが良すぎてドン突きが発生するのが最大の問題で…乗り心地はなんともいえないが悪くはない。


不明

OIMO

 おいも。さつまいも。8000系・2000系と並び「あじな散歩道」のパンフレットを飾っていた。どんなセンスしとるんや

おいも


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